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RPAは働き方改革の切り札か

労働力不足の中、生産性の向上、業務効率の要に

日本における人口減の現象は、加速する一方となってきており、このままでは、国全体の生産力低下・国力の低下は避けられないとして、内閣が本格的に「働き方改革」に乗り出した状況にあります。国立社会保障・人口問題研究所が発表した出生中位推計の結果によれば、生産年齢人口は

人口推移

平成25(2013)年には8000万人
平成39(2027)年には7000万人
平成63(2051)年には5000万人
を割り、
平成72(2060)年には4418万人となる見込みです。
50年で半減することになります。

労働力不足の解消には3つの対応策が考えられます。
1)働き手を増やす(労働市場に参加していない女性や高齢者)
2)出生率を上げて将来の働き手を増やす
3)労働生産性を上げる
1つめは、今市場に参加していない層にも働いてもらうこと、2つめは出生率を改善すること。 3つめの労働生産性についてここではフォーカスをしたいと思います。

労働生産性を向上させる

労働生産性向上への取り組み

日本の労働生産性は、OECD加盟国の全35カ国の中で22位という厳しい実情があります。主要7カ国の中では最下位になっています。労働力が減少しても、国全体の生産高を維持するためには、労働生産性の向上が必須となります。労働生産性を向上させるためには、これまでにもICT化の推進が掲げられてきましたが、場合によっては仕事が仕事を生んでしまったり、情報漏洩対応といった、これまでにはなかった、新たな生産性向上の妨げになるような対応に時間をとられることも多くなってきました。

工場の生産自動化

工場での生産の自動化や自動倉庫、物流配送仕分けなど、機械化とともに自動化していき、生産性の向上を飛躍的に図ってきた領域も数多くあります。特に製造工場での機械化ロボット化による製造ラインの自動化は、飛躍的に生産性の向上を実現していると言えるでしょう。
しかし、それに引き換え、生産性の向上が難しいのがホワイトカラーに関わる業務。OA化という言葉にあるようにオフィスのオートメーション化は、EXCEL、ワードといったOAツールによって、ある程度効率の向上が図られてきました。
しかし、個別最適化されたシステムや、外部の様々なWebサービス、手元のEXCELでの集計管理表、これらが相互に有機結合していない為、コピー&ペーストでexcelに転記して計算して、また他のサービスやシステムにアップロードして、等、便利さを追求するために人間が各システム間をつなぐワーカーとして、働くといった事態も多く見受けられるようになってきました。生産性が上がったのか下がったのか、今までになかった仕事を、人がするようになったものも多いのではないでしょうか。

ホワイトカラー領域の労働生産性向上

働き方改革

ホワイトカラーの業務領域における労働生産性向上には、ITの活用が不可欠です。ソフトウェア、ツールがそれを支えてきました。小は経理ソフトから大はERP。CRMやSFAにMAツール、手元ではワード、EXCEL、パワーポイント。そうしたツールを駆使して、様々な集計や、業績管理、人事管理や会計処理を効率化してきています。そうした多くの仕組みや昨今のクラウドサービスなど、効率化だけでなく、より顧客対応をよくするために、売上を上げるために、人のパフォーマンス向上を手助けするために、と複雑に多様化されてきた。
下手すると効率化ではなく手間暇が増えたようにも見える事がある。システムとシステム、システムとEXCEL等のOAツールとの間を人間がコピー&ペーストや再入力、エクスポートして並び替えて違うシステムにインポート、などの「作業」がどんどん増えているのも事実だ。ではシステムの改造をすればよいかというと、莫大な費用と時間がかかり、「手でやった方が早い」となってしまうことが多い領域なのです。

自動化例

そこで既存システムを改編することなく、人がやってきた手作業を代わりにやってくれるのが「RPA]という切り札になるのです。
・既存システムを一切改編しなくて済む
・処理速度が人より早い、しかも24時間稼働させることもできる
・人が行うより正確に処理をする
ことから、飛躍的に業務を効率化し、人はその分の工数をもっと「知能」を使う仕事、判断が必要な仕事に向けていき、作業での残業なんて言うことがどんどん減らしていけるのです。RPAは万能ではありません。AIとの融合はもう少し先のこととなりますので、判断しない、ルールの決まった業務を人に代わってやってくれるソフト上のロボットということになります。

RPAで生産性向上を実現するために

誰がメインで扱うか、作るのか、それが成功のためのポイントの一つです。あるRPAツールベンダーの方は「RPAの民主化」と呼んでおられますが、まさにそれだと思うのです。RPAがEXCELのように現場で自分の業務をRPA化する。真っ直ぐに作ってみる。イレギュラーやシステムの独特の処理はシステム部門にサポートしてもらう。RPAツールのEXCEL化ができれば、業務効率化の展開は一気に進み、浸透します。

英語の壁

そこには課題もいくつかあります。
・RPAツールはいわゆるシステムプログラムと異なり、現場で触れないようなものではないが、EXCELほど易しくはない。
・本格的に業務で活用するレベルのRPAツールのほぼすべてが、マニュアルやeラーニングも英語版しかない
・アシストして研修指導、構築支援してくれるRPA技術者が殆どいない
とナイナイ尽くしの様相であります。如何ともしがたいところが2番目の言語の壁。日本でRPAが成功しない、浸透しない最大の要因はこれだと思うほどです。なので日本語で活用できるWinActorが、実利用で最も多くなってきていると言えます。

これらの課題を解決し、早く日本でのRPAの展開浸透を進め、業務効率化を実現し、働き方改革を促進していくのが、当社ビビッド・ジャパンが提供する成功させるRPAソリューションなのです。
1)RPA適用コンサルサービス、RPAで出来ないものは出来ない、ツールベンダーではない弊社だからバッサリ切ることもできます。
2)RPA導入支援コンサル(業務への適用コンサル、ツール選定支援、導入技術サポートなど)
3)技術者養成研修の展開
これら現状課題となっているところ、対応し、日本のRPA展開を、ひいては働き方改革をけん引して参ります。

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