RPA導入事例　顧客自主開発型

RPA導入事例：某私立大学のグループ会社

某私立大学のグループ会社では、大学への人材派遣、事務だけではなく、たとえば、生協業務や、学生向け不動産紹介業務などを行う企業があったりします。
また、他に大学の事務業務の受託もあり、その中にはRPAにより、自動化できる業務が数多く存在します。
今回、RPA導入を検討するにあたり、コスト、要員、実現性などを検証するために、以下の業務の自動化をサンプルとして作成してみることとなりました。その領域のRPA導入事例です。

導入事例におけるRPA対象業務概要

業務の流れ

本大学では、キャンパス見学を高校生に行えるように、サイトを公開しています。例年そこから、約300校の申込があり、担当者はWebから申し込まれたことをトリガーにして、Excelの管理表に入力し、日程調整、ガイド学生の選定/依頼、利用する教室の確保などを行い、決まったことをExcel上の一覧表に追記します。そして、別途、プラン票（Excel）を起こし、そこに内容を転記して、印刷し、申込のあった高校にFAXで送信するという業務があります。今回は評価用のサンプル作成ということで、自動化の範囲として、日程、ガイド、その他の取り決めができたところから自動化対象とし、この導入事例としてはFAX送信のプラン票をPDF化して、メール送信するように変更しました。
自動化したサンプルを、評価ライセンス（ComunityEdition）を使って、導入し、実際にどの程度の効果があるかを体感していただくことになった導入事例です。

RPAサンプル自主開発が決めてに

効果は明確でした。サンプルを動かしている間に、より良いロボットにしたいということから、自分で（某大学グループ企業窓口担当の方）改造してみようということになり、いつのまにか、本番運用に近い形で動く状況にまでBotを育てた導入事例です。
その状況をうけて、RPA導入は即決でした。RPAは特別難しいものではなくて、自分で開発して運用していくことが本来の姿であると、当社では考えています。現状の問題として、
・初めて使う人に対する教育の機会があまりに少なく、研修費用が高価であることがハードルをあげている
・内部で自ら進めていける環境、体制を用意することを考えたインプリ業者がいない
・POCなどを大袈裟に考えすぎて、進めなくなる

このように、導入を難しくしてしまう環境があるのは確かで、当社はそれらの障壁を崩していくための教育、支援を考えて参ります。お気軽にご相談ください。自主導入展開を実現させます。